私の肌は、思春期の頃からずっと「脂性肌」というレッテルを貼られてきました。Tゾーンは常にテカり、頬の毛穴は開きっぱなし。どんなに丁寧にスキンケアをしても、根本的な肌質は変わらないのだと、どこかで諦めていました。そんな私が、美容医療という新しいパートナーと出会い、自分の肌と本気で向き合うようになってから、少しずつですが確かな変化を感じています。私が定期的に受けているのは、ケミカルピーリングとイオン導入の組み合わせです。月に一度、クリニックでプロの手を借りて肌の大掃除をしてもらう、という感覚です。ケミカルピーリングは、古い角質や毛穴の詰まりを溶かし出し、肌のターンオーバーを正常化させてくれます。施術直後は、肌が一皮むけたようにツルツルになり、化粧水の浸透が格段に良くなるのを実感します。そして、ピーリング後のクリーンな肌に、ビタミンCなどの美容成分を電気の力で深層部まで届けるのがイオン導入です。ビタミンCには皮脂の分泌をコントロールし、毛穴を引き締める効果があるため、私のような脂性肌にはぴったりの施術です。しかし、美容医療は魔法ではありません。月に一度のスペシャルケアだけでは、残りの29日間の過ごし方が悪ければ、効果は半減してしまいます。クリニックでのケアを「攻め」とするなら、日々のセルフケアは「守り」。この両輪がうまく回ってこそ、肌質改善というゴールに近づけるのだと私は考えています。私が日々のスキンケアで最も重視しているのは、保湿です。脂性肌だからといって保湿を怠るのは大きな間違い。肌が乾燥すると、それを補おうとしてかえって皮脂が過剰に分泌されてしまうからです。私は、さっぱりとしたテクスチャーでも保湿力の高い、セラミドやヒアルロン酸が配合された化粧品を選んでいます。そして、週に2回ほど、ビタミンC誘導体が高濃度で配合された美容液を取り入れ、皮脂コントロールと毛穴ケアを強化しています。食生活も見直しました。脂っこいものや甘いものを摂りすぎると、皮脂の分泌が活発になることを実感していたので、野菜や果物を中心に、バランスの取れた食事を心がけています。特に、皮脂の代謝を助けるビタミンB群は、豚肉やレバー、納豆などから積極的に摂るようにしています。美容医療は、私の肌質改善の旅における強力なナビゲーターのような存在です。
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