VIO医療脱毛の痛みと恥ずかしさを乗り越えた日

私がVIO医療脱毛に挑戦しようと決意したのは、長年のコンプレックスだった生理中の不快感から解放されたいという一心からでした。毎月やってくるあのジメジメとした感覚、かぶれによる痒み、そして常に付きまとう臭いへの不安。友人から「VIO脱毛をしたら本当に快適だよ」と聞かされても、デリケートな部分を他人に見せることへの恥ずかしさと、何よりも「すごく痛い」という噂が、私の足を重くしていました。しかし、悩んでいるだけでは何も変わらないと思い立ち、勇気を振り絞ってクリニックのカウンセリング予約を入れたのが、すべての始まりでした。カウンセリング当日は、緊張で心臓が口から飛び出しそうでした。しかし、個室で迎えてくれた女性カウンセラーの方が、私の拙い質問や不安に一つ一つ丁寧に、そして優しく答えてくれたことで、強張っていた心が少しずつ解けていくのを感じました。施術の流れやプライバシーへの配慮、痛みを軽減するための麻酔クリームの存在など、具体的な説明を受けるうちに、「これなら私でも乗り越えられるかもしれない」という希望が見えてきました。そして迎えた初回の施術日。紙ショーツ一枚になり、施術台に横たわった時の羞恥心は今でも忘れられません。ですが、看護師さんは「では始めますね」「少し冷たいジェルを塗ります」「次はこちらを照射します」と、常に次の動作を声に出して伝えてくれました。そのおかげで、何をされるか分からないという恐怖心は全くありませんでした。照射する部位以外はタオルでしっかり隠してくれる配慮も、本当にありがたかったです。肝心の痛みについては、正直に言って全くの無痛ではありませんでした。特に毛が濃く密集しているIラインは、輪ゴムで強く弾かれたような、チクッとした熱い痛みを感じました。しかし、それは一瞬のことで、我慢できないほどではありません。私は事前に麻酔クリームを塗布してもらっていたので、おそらく痛みはかなり軽減されていたのだと思います。何より、看護師さんが「痛いですよね、頑張りましょう」「あと少しですよ」と優しく声をかけ続けてくれたことが、大きな心の支えになりました。施術が終わる頃には、あれほど大きかった恥ずかしさという感情は、プロフェッショナルな仕事ぶりへの尊敬と、目標に向かって一歩進んだという達成感に変わっていました。